NHKサンデースポーツの解説でおなじみの元プロ野球投手「上原浩治」さん。
筆者ともほぼ同世代で、「雑草魂」という彼の生き方には私自身刺激を受けてきました。
無名の高校時代からメジャーリーグワールドシリーズで優勝を果たし、胴上げ男にもなった上原さん。
今回は、そんな上原さんの秘密に迫りたいと思います。
「世界一になる」
「200勝投手になる」
「歴史に名を残すピッチャーになる」
上原さんほどの大投手ともあれば、きっとこのような「大きな目標」を掲げていたのだろう… と筆者は想像していました。
しかし、答えは「否」でした。
「今年は30セーブ上げる」という年間の目標すら立てていなかったそうです。
立てていた目標は、
「先頭バッターに四球を出さないようにする」
「今日、怪我をしないようにする」
といった、毎日の「ハードルの低い目標」でした。
それはなぜでしょうか?
「やっぱり人間って充実感があれば、それだけ楽しくなるし、気持ちが乗っていくと思うので、達成できる目標を作った方が、どんどん楽しくなると思う。」(上原さん談)
というものでした。 (参考:「プロフェッショナル仕事の流儀決定版」NHK出版新書)
小さな目標を次々と達成し、 自分をプラスのスパイラルに乗せていく…。
極めてシンプルに思考を保ち、 自分のメンタル面を整え続けているからこそ、 息が長く成長し続けられる…。
もし、人生の目標や夢を持てなくて生きがいを見出せない… という方がいらっしゃったら、
上原さんに倣って、 「自分で立てた小さなハードル」を 毎日乗り越えることに、生きがいを見出してみてはいかがでしょう?
最初は1勝14敗でも構いません。
ゆくゆくは8勝7敗…、15戦全勝と、日々「自分」に勝ち越せることで、
徐々に「自分番付」が高まって、気づいたら上原さんのように大きな目標を達成しているかもしれません。
◆今日の質問
「今日の自分は、何勝何敗だったか?」