あけましておめでとうございます。
(株)KODO ISHINの栄木です。
2022年が始まりました。
読者のみなさまは、今年はどんな1年にしたいですか?
ここで一つ面白い調査があるのでご紹介します。
アメリカ・ペンシルバニア州のある大学の調査によると、
新年に目標を立てて、それを実現した人は8%だったそうです。
裏を返すと、92%は目標を達成していない…ということになります。
合格率に例えるならば、高校受験・大学受験の比じゃないですね。
難関資格試験に匹敵します。
「今年は、自己目標が達成できた」
「今年は、充実した1年だった」
「今年は、成長を実感した1年だった」
そんな気持ちを拒む人は誰もいないと思います。
ありたい姿・なりたい姿に近づくには、1日の時間の使い方がカギを握ります。
大まかに言うと、1日のうち今使っている時間は、3つに分けられます。
◆今日の質問
今、費やしている時間は、「浪費」か?「消費」か?それとも「投資」か?
◇解説
「浪費」とは、それをやった後に後悔が襲ってくるような時間の使い方です。
例えば、無目的にダラダラネットサーフィンしてしまった…などです。
「消費」は、生きていく中で欠かせない時間の使い方です。
例えば、睡眠、歯磨き、入浴、食事などです。一般的な娯楽も消費に当たるかもしれません。
「投資」とは、それをやった後に充実感や成長実感を得られる時間の使い方です。
例えば、筋トレ、貢献活動、スポーツ、対話、勉強などがそれに当たるかもしれません。
ただ、3つの概念は客観的な行動基準はなく、きわめて主観的なものです。
例えば、「ネットサーフィン」にしても、調べものがあってネットを使うのならば「投資」になりますし、
他にやることがあるにも関わらず、ついやってしまったのならば、「浪費」になります。
「人づきあい」もそうです。
人付き合いから学びを得ようとするならば「投資」になりますし、
いやいや付き合っているのならば「浪費」になるかもしれません。
さらには家事・炊事にしても、誰かのことを思って取り組むのであれば他人への「投資」になります。
このように時間の浪費・消費・投資…というのは、お金の使い方の考え方にも通じるものがあります。
ただ、お金と時間は、決定的に違うことが「1つ」あります。
それは何か?
「時間は『貯金』ができない」
ということです。
裏を返すと、時間は「今」使うしかありません。
すると、時間を無駄にしたくない!と他人のために使う時間を惜しんでケチったり、
時間泥棒に怒りを覚えたり、いかに短時間で済ませるか?と考えがちですが、
大切なことは、「捉え方」です。
「この時間は、自分にとってどんな意味があるのか?」
「この出来事は、自分に何を問うているのか?」
このような思考を持ち、行動につなげていくことが、未来への投資につながります。
また、「何のためにこの時間を使うのか?」という目的意識も、
時間に対する良いマインドセット(心構え)につながります。
「2022年、自分は何を実現したいのか?」
「2022年、自分はどうありたいのか?」
「今取り組んでいることは、ゴールにどのくらいつながっているのか?」
自分なりに日々振り返って、修正し、実行に移していくことが、
人生を充実させていく術と考えます。
「今さらもう遅い」と考える必要はありません。
気づいた時がスタートです。
ぜひ、2022年を実りある1年にしていきたいですね。