【第57号】独立起業の「落とし穴」とは?

昔と違って、今は「独立起業」をしやすい世の中です。

しかし、ベンチャー企業の生存率は極めて厳しいものがあります。
創業から5年後は15.0%、10年後は6.3%、20年後はなんと0.3%とも言われています。
つまり、1,000社中、5年後には150社、20年後は3社しか残っていない…という計算になります。

始めることは簡単でも、続けることがいかに厳しいかを物語っています。
(筆者も決して他人事ではありません)

ベンチャー企業が倒産する理由は、
「競合に負ける」
「資金が底を尽きる」
「核となるメンバーが抜ける」
など、様々な理由があります。

そんな中でも、群を抜いて「失敗する第1位の理由」があります。

それは、「市場(世の中)にニーズがなかった」というものです。

「革新的なAIを開発したからきっと売れるだろう」
など高い技術を有しているほど、この罠に陥ってしまう…というものです。
例えば、「ガラケー」の末期は、どこの企業もこぞって多機能を盛り込みましたが、ユーザーはそれを望んではいませんでした。
結局、iPhoneにとって代わられたわけです。

「顧客がお金を出してでも解決したい問題は何か?」

この問いこそ、起業するための出発点になると感じます。

起業する上では、確かに「想い」「情熱」は欠かせません。
ただ、それだけでうまく行くわけではありません。
「起業家の想い」と「世の中のニーズ」が嚙み合っていることが肝要です。

さらには、起業家の「こうしたい」と、世の中の「こうしてほしい」という、
「溝」を埋め合わせるためのサービスが「今まで他社が成しえなかったこと」であればあるほど、
「イノベーション」が起きます。

まとめると、
1.「世の中をこうしたい」という想い
2.市場(世の中)のニーズが確かにあること
3.それを解決する手段を持っていること

これがベンチャー企業が存続するための条件と考えます。

当社に置き換えると、
1.「イキイキ働く人たちであふれる世の中にしたい」という情熱
2.お金を払ってでも「働く人の意欲・関係性を高めたい」という企業のニーズ
この2つは確実に存在します。

そして、3つ目のそれを解決する手段。
徐々に形になりつつあり、そしてお客様にもその効果を感じてもらいつつあります。
ただ、この解決策に磨きをかけていくことに終わりはないと思います。
「人と組織に関する問題」は、昔に比べ増えています。
何かしら手を打たなければこれからもますます増えてくるでしょう。

世の中の解くべき問題は、「物質的な渇望の充足」から「精神的な渇望の充足」にシフトしています。
その中でも、レジャー・ゲーム・動画サービスなどの「快楽の充足」の市場が活況ではありますが、
「人の主体性・生きがい」を引き出すサービスは未開拓と捉えています。

(株)KODO ISHINは4月から社名を変更し、世の中を本気で変えることへチャレンジしていきます。

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