【第83号】「〇〇が9割」

「人は見た目が9割」
「伝え方が9割」
「話し方が9割」
など「〇〇が9割」という本がベストセラーになっています。

読者のみなさまにとっての「〇〇が9割」の〇〇といえば、何を思い浮かべますか?

筆者の考える〇〇は、「メンタル」です。
「メンタルが9割」です。

ただ、「メンタル」という言葉自体は様々な捉え方があるので、
ここでは「心の持ちよう(心構え)」と定義します。

メンタルを「氷山」に例えるのならば、
氷山の「目に見える部分」はその人に現れる言葉・雰囲気・行動などです。
ただ、目に見える部分というのは、「一角」に過ぎません。

氷山は「目に見えない部分」が大半を占めます。
人に例えるならば、目に見えない部分は、
意識、価値観、動機、考え方や心のあり方(マインドセット)で、
さらに深い部分で言えば「無意識」の世界まであります。
それだけ、メンタルというのは奥深いです。

たとえば、どんなに能力が高くても、マインドセットされていない状態だと思うようにパフォーマンスは上がりません。
また、心が「とらわれの状態」であれば、ストレスを感じたりすることもあります。
「心の持ちよう」はパフォーマンスに直結します。

「心技体」という言葉があります。
これらは独立して存在するものではなく、相互に影響を与え合っています。
「体」が健康であれば、「心」も軽くなります。
「体」のコンディションが良ければ、「技」も冴えます。
そういった点では「体」がベースにある…という考えも理解できます。

ですが、それでもやはり筆者は「心」がベースにあると考えます。

辛い体験をした時も、心の持ちよう次第で見える景色が変わってくるからです。
例えば、「体」が病などで不調な時、得てして心も乱れがちになりますが、
「心」の持ちよう次第で、病との向き合い方も変わってきます。

コミュニケーションにしても、その人の心の持ちようが相手に投影されます。

また、人は何を思い浮かべるかによってだけでも、幸せな気分になったり嫌な気分になったりします。
それだけ、心の持ちようが私たちの生き方に大きな影響を与えています。

面白い例として、漫画「天才バカボン」の作者でお馴染みの赤塚不二夫さんは、こんなメンタリティを持っています。

「自分が最低だと思っていればいいのよ。一番劣ると思っていればいいの。
そしたらね、みんなの言ってることがちゃんと頭に入ってくる。
自分が偉いと思っていると、他人は何も言ってくれない。
そしたらダメなんだよ。自分が一番バカになればいいの。」

バカだと思うから誰からでも学べる。
誰からも学ぶから天才になれる。

こんな発想から「天才バカボン」が生まれたのでしょう。

つまり「心の持ちよう(メンタル)」次第で、人生いかようにでもなる…ということです。

それが「メンタルが9割」と考える所以(ゆえん)です。

そして、自分のメンタルを操縦しているパイロットは…、
そう、誰でもない「自分」です。

自分の身の回りで起きる出来事は変えられません。
ですが、自分の身の回りで起きる出来事に対する「心の持ちよう(メンタル)」は変えられます。

現代に生きる人の多くは、金銭・見た目・地位・学歴など、「目に見えるもの(1割)」に囚われすぎているように筆者は感じます。

そんな時代だからこそ、目に見えないものの大切さ、
「メンタルが9割」であることを、声を大にして伝えたいです。

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