【第93号】道

先日、アントニオ猪木さんが逝去されました。

人生には、いくつかの「分岐点」があります。
筆者が人生の決断を迫られたとき、
猪木さんの、厳しい中にも温かみあるメッセージが自分を後押ししてくれました。

この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ 
危ぶめば道はなし

踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる

迷わず行けよ
行けばわかるさ

行くぞー!!
1、2、3、ダァー!!!

この言葉に触れる度に、闘魂を注入される想いがしました。

 

「元気ですかーー!!」

「元気が一番!元気があれば何でもできる!」

落ち込んでいる時、
この言葉に何度励まされたことでしょうか。

 

生前最後の動画では、こんなメッセージを発していました。

 

本当はこんなザマを見せたくない。
でも、みんなに見てもらいたい。
ありのままの弱い俺を。

 

「元気」とは真逆の姿です。

ただ、自分の「弱さ」を見せられることは「強さ」でもあります。

 

「ありのままの自分を見せてもいいんだ」

 

猪木さんの姿を見て「勇気」をもらった人は多いのではないでしょうか。

 

最後まで「自分の道」を歩んだ方のように映りました。

そして、歩んだ足跡には、今を生きる人への「人生の道筋」が出来上がっていました。

 

迷わず行けよ
行けばわかるさ

 

ご冥福をお祈り申し上げます。

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