人と組織の”葛藤”物語

【第6回】SF 慎重さ:安心を生み出す、抜け漏れ防止の力

イキイキの「しっかり者」といえば

イキイキ社のメンバーは、個性豊かで勢いのある人ばかり。
新しいアイデアは次々に出ますが、正直なところ「細かい段取りはまああとでいいか!」という雰囲気になることもしばしば(笑)。

そんなときに頼りになるのが永井さんです。
研修リクエストを受けた後の準備や実施、その後のフォローまで、全体をきちんとマネジメントしてくれる。物腰やわらかく、温厚なのに、抜け漏れは絶対に見逃しません。
「イキイキのしっかり者」、まさに慎重さの資質を体現している人です。

「慎重さ」ってどんな資質?

一言でいうと、「石橋を叩いて渡る人」。
リスクを最小限にし、安全に進められるように考える資質です。

ただ単に用心深いのではなく、仲間や組織に「安心感」を提供できるのが特徴。
永井さんが講師として研修をされるときも、落ち着いたトーンで丁寧に説明してくださるので、参加者が安心して耳を傾けられます。
「なんとなく不安」を「大丈夫、理解できた」に変えてくれるーーこれも慎重さがもたらす大きな力だと思います。。

■強みと盲点

強み

  • 抜け漏れを見抜き、トラブルを未然に防ぐ
  • 情報を集め「安心できる仕組み」を整えられる
  • 講師として、落ち着きと丁寧さで参加者を安心させる
  • 場を安定させ、周囲をリラックスさせる

盲点

  • リスクを考えすぎて、行動が遅くなることがある
  • 「まずやってみよう」という勢いが出にくいことも

慎重さをどう活かす?

・新しい取り組みを始める前に「想定されるリスク」を一度整理してみる
・チームの中で「安全確認係」として役割を担う
・講師やファシリテーターの場面では、落ち着いた声で説明することで参加者の安心感を高める
・勢いのあるメンバーと組むことで、慎重さが前進力につながる

自分らしさを見つけるために

慎重さは、ともすると「慎重すぎる」「遅い」と見られることがあります。
でも実際には、「安心して進める環境を整える」という大きな価値を持つ資質です。

永井さんのように、物腰柔らかく場を支えながら、抜け漏れを見抜く力と、講師としての落ち着きある説明力は、チームや受講者を安心させ、成果につなげるために欠かせないもの。
強みと盲点は表裏一体ですが、自分の資質を理解し、役割として活かすことで、自分らしいキャリアの形が見えてくると思います。