人と組織の”葛藤”物語

【第17回】SF 競争性:「今、勝負になっているか」で火がつく

受検の時期に、比べてしまう理由

受検シーズンですね。
この時期、頑張っている人たちの姿を見ると、「みんな、うまくいってほしいな」と素直に思います。

同時に、人は急に他人の点数にも興味を持ち始めますね。
聞いてもいないのに、平均点、合格ライン、去年の倍率。
なぜかみんな「参考までに」と言いながら詳しい。

いまの受検は、昔よりずっと複雑です。一発勝負ではなく、ルートは複数。
学力試験だけでなく、面接や小論文、書類もある。
背景には、「点数だけでは人を測りきれない」という考え方があります。

…とはいえ。順位が出た瞬間、頭に浮かぶのはだいたいこれ。
「で、上?下?」

仕組みは進化しているのに、比べ方は、わりと昔のままです。
この「比べずにいられない感じ」に強く反応するのが、
競争性という資質です。

競争性とは、比較の中で、自分の本気スイッチが入る資質。
勝ちたいというより、「今、勝負になっているか」が気になるタイプです。

受検は、競争性が動きやすい条件がそろっています。

競争性のポイント

・比較があると集中できる
・数字や順位が行動のエンジンになる
・「ここが本番」と感じた瞬間に踏ん張れる

競争性の盲点

・比べすぎて消耗しやすい
・一喜一憂が激しくなる
・勝負にならない努力を軽く見てしまう

大事なのは、「比べない」ことではなく、どこで比べるかを選ぶこと。


競争性は、勝つためだけの資質ではありません。
自分の力を引き出すための資質です。
強みを知れば、比べ方を選べるようになる。