栄木の”ひとり言”

【第119号】IK!IK!のミッション・ビジョン・バリュー

2023年度がスタートしました。

おかげさまで、当社も4期目に突入しました。

今、人の持つ”活力”こそが、組織で必要とされる一方で、
人の持つ”活力”をどうやって引き出すかが、組織の重要なテーマとなっています。

その点においては、当社はこの3年間で、お客様から感謝の声をいただくことができました。

そして、この度、当社のミッション・ビジョン・バリューを策定しました。
これまでやってきたこと、これから実現したいことを文言に落とし込みました。

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【ミッション = 組織が社会に対してなすべきこと】
人と組織の”イキイキ”を実現すること。
それが私たちの仕事です。

【ビジョン = 組織が目指す「あるべき姿」】
「IK!IK!にお願いして良かった」
そう言ってらもらえる会社であり続けること。

【バリュー=私たちが具体的になすべきこと】
とことん「顧客視点」に立ち、
とことん「顧客の成果」にこだわる。

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なんの捻りもない文章ですが、これが素直な想いでもあります。
もっとキャッチーで、崇高なミッション・ビジョン・バリューを掲げている会社もあると思います。

確かに、ミッション(使命)は大事だと思います。
ただし「使命感」に燃えすぎると、一人よがりになって、相手の立場になって物事を考えられなくなるとも感じます。
お客様あって初めて企業は存在します。
ですので、「顧客から映った組織」というものを意識しました。

また、「IK!IK!のオリジナルコンテンツは何ですか?」
「こうすればうまくいく!というメソッド(方法論)はなんですか?」

というご意見もいただきます。
その都度、筆者は答えに悩みます。

確かに「こうすればうまくいく」「当社のメソッド通りやれば成果があがる」という打ち出し方の方が分かりやすいですし、人の目を引きます。
特に「正解が分からない」と言われる時代において、「正解(らしきもの)を打ち出している」企業・組織に、人は惹きつけられるものです。
確かに「〇〇メソッド」みたいなものは、ハマれば強いと思います。
一方で、良かれと思ってメソッド(方法論)を導入したものの、うまくいかないという声は多々聞いていました。

その都度、筆者が感じたのは「顧客の立場になってみて、顧客に合わせた対応をしていくことが最善の道」ということです。
そのためにはメソッド(方法論)にはこだわりません。

ただし、原理原則(軸)はあります。

それは、「人は説得では動かない。人は納得で動く。」というものです。

では、どうしたら「納得」が生まれるのか?

その大前提は、「人としての働きかけ」にあります。
そのうえで、相手の想いを引き出しながら、対話を通じて、相手自身が気づくことを手助けする。
この「気づき」こそが納得感を生みます。

「気づき → 行動 → 成果」

というのは、当社のオリジナルメソッドでもなんでもなく、世の中の原理原則だと思います。

ただ、この「気づき」を促すことは簡単ではありません。
冒頭の、どうしたら人の持つ”活力”を引き出すことができるか?に相通ずるところがあります。

ですが、人と組織課題が変わるためには、一人ひとりの「納得感」は絶対に欠かせないところと感じます。
それが、バリューの「とことん顧客視点に立ち」に反映されています。

「顧客(相手)視点」は知識のインプットで身につくものではありません。
普段から、そのような心構えで行動に移してこそ身につくものと思います。
それは頭で覚えるものではなく、体で覚えて心にしみこませるようなものです。

IK!IK!はより良いサービスを提供していくために、
原理原則に立って、日常から相手視点になった行動を心がけてまいりたいと思います。