
最後に修学旅行へ行ったのは、いつだったでしょうか。
バスの中ではしゃいで、夜は布団の中でこっそり語り合って。
あのときの数日間が、なぜか今でも、心の奥に残っていたりします。
社会人になった今、私たちは日々の忙しさのなかで、
何かを“学ぶ”というより、何かを“こなす”毎日を過ごしています。
本当の意味で、自分の「今」と向き合う時間は、
いつの間にか後回しになってしまってはいないでしょうか。
だからこそ、あえて「修学旅行」をもう一度。
大人になった私たちのための、修学旅行を。
目的地は、有名な観光地でもパワースポットでもありません。
“今の自分”と向き合うための、ちょっとした非日常の場所です。
見ず知らずの誰かと語り合い、
「そんな考え方もあるんだ」と感じたり、
「自分って、実はこう思ってたんだ」と気づいたり。
心が少しずつ、ほどけていく感覚を味わう旅です。
実は私は、旅行会社で約15年間、
全国の中高生の“修学旅行”を企画してきました。
ですが、キャリアチェンジをして約10年、心のどこかでずっと思っていました。
「この体験は、社会人にこそ必要なんじゃないか」と。
修学旅行には、日常では味わえない“気づき”がありました。
その気づきが、学生の枠を越えて、
大人の心にも深く届くはずだと信じています。
社会人のための修学旅行?は、
“正解を探す旅”ではありません。
今の自分の中に眠っている「問い」と出会う旅です。
普段の役割を一度だけ横に置いて、
“ひとりの人間としての自分”に立ち戻ってみる。
そんな時間を、一緒に過ごしてみませんか?