
突然ですが、少し想像してみてください。
「食べたいもの」に関する質問をいくつか投げかけます。
今、一番食べたいものは何ですか?
継続的に食べたいものは何ですか?
背徳感があるけど、食べたいものは何ですか?
人生最後の日に食べたいものは何ですか?
世界中の料理の中で、一度は食べたいものは何ですか?
いかがでしょうか?
同じ「食べもの」をテーマにした問いでも、答えはまったく異なるものになりませんでしたか?
ここでお伝えしたいのは、 どんな「問い」を自分に投げかけるかによって、「答え」やその先の行動が大きく変わる ということです。
普段、こんな「問い」を自分に投げかけていませんか?
「腹減ったなー、何を食べようかな?」
→ 純粋に「食べたいもの」を選びますよね。
「お腹空いたなー、健康に良くておいしいものは何かな?」
→ 健康志向の食べ物を選ぶでしょう。
どちらの問いも良い悪いはありません。ただ、 問いが異なると選択肢や行動が変わる ということです。
では、日常の行動に目を向けたとき、こんな問いを投げかけたらどうでしょう?
「今日一日、感謝できることは何だろう?」
「今日一日、どうすれば清々しい気持ちで過ごせるだろう?」
「今日一日、自分が成長するために何をしたらいいだろう?」
こうした「前向きな問い」を習慣化すると、日々の選択や行動が変わり、人生全体の質が向上します。
なぜなら、問いがポジティブな意識を引き出し、行動に影響を与えるからです。
一方で、無意識にネガティブな「問い」を投げかけてしまうこともあります。
「あれもこれもやらなきゃ…」
→ 焦りや不安を生む。
「仕事行きたくないな…早く終わらないかな…」
→ モチベーションが下がる。
「〇〇になったらどうしよう…」
→ 不安を増幅する。
無意識の問いは、私たちの感情に大きな影響を与えます。
ですが、問いを意識的に変えることで、思考や行動の流れを変えることができます。
最後に、筆者が今の仕事をするにあたって、大事にしている「問い」があります。
それは、「どうしたら、一人ひとりの行動変容に貢献できるか?」です。
なぜなら、私たちのゴールは単なる研修の提供や利益追求ではなく、
一人ひとりが「ありたい姿」に向けて行動を変えるお手伝いをすること だからです。
筆者が仕事をする中で、こんな問いを自分に投げかけています。
「自分がこの世を去るときに、私たちの関わりで、一人ひとりにどんな行動の変化が生まれていたら理想か?」
自分の人生を前向きに変えた人
自ら成長し続ける人
周りを巻き込みながら成果を出せる人
私たちの関わりによって、そんな人たちが増えたら嬉しく思います。
そのために、筆者自身も問い続け、学び、挑戦していきたいと考えています。
最後に読者のみなさまに質問です。
「今日一日、どんな問いを自分に投げかけますか?」
「その問いは、あなたの理想の未来に向けたものですか?」
問いが変われば、行動が変わり、行動が変われば、人生が変わります。
そのきっかけを、今日から実践してみてはいかがでしょう?