栄木の”ひとり言”

【第187号】「やめたいけれど、やめられない習慣」を直すには?

読者のみなさまは、「やめたいけど、なかなかやめられない習慣(悪習)」はありませんか?

例えば、「気晴らしにスマホを触ってしまったら時間がムダに経過してしまった。」

「ゲームに没頭しすぎて、寝不足になってしまった。」な

「タバコを止められない」など…。

さらには、「あまり人には言えないけど、実は、自分でも困っている習慣(悪習)」となるといかがでしょう。

大谷翔平選手の元通訳の方が、それによって人生を狂わせてしまったことは有名です。

また、がん・糖尿病・心疾患などは「生活『習慣』病」と言われていますが、死因の50%近くが生活習慣病によるものと言われています。

そう考えると、悪習は早めに改善するに越したことがないと言えそうです。

自身の人生を左右するのは、他者の存在や言動よりも、自身の考え方や時間の使い方にあることがよく分かります。

かくいう筆者ですが、実は、「あまり人には言えない悪習」に困っていました。

それを「たしなむ」くらいならまったく問題ないのですが、自身でも「ちょっと度が過ぎている」感覚でした。

悪習そのものよりも、それによって時間を無駄にしてしまっていることが嫌でした。

しばらく「自制心」と「抑えられない衝動」のはざまで葛藤していました。

ですが、これはどうにも一人で対処するのは難しい…と思い、当社のIK!IK!サポーター(行動変容支援の伴走者)に相談しました。

そして自ら、そのサポーターに「この1か月間、その悪習を一切やらない」ことを宣言しました。

何回もその悪習の衝動に駆られることがありましたが、その度に、IK!IK!サポーターの方の顔が浮かんできて、「自ら宣言したのに、これで約束破ったらめちゃくちゃカッコ悪いな」と思い、自制することができました。

そして、悪習に一回も触れずに1か月が無事経過しました。

もちろん達成感もありましたが、それよりも大きな収穫は、「衝動に駆られなくなった」ことです。

それによって、「本来やるべきこと=長い目で見てやりたいこと」により専念できました。

当社のホームページで、東北大学の川島隆太教授が「第三者の助けを借りてでも『自分で何かを成し遂げた』という感覚が必要な時代」と述べています。

これは、人間が弱くなった…というよりも、現代は「誘惑の多い環境」にさらされていることを意味しています。

一例として、IT企業の多くは、「いかにユーザーを画面に滞留(没入)させるか」ということを画策しています。

多くの人がスマホ画面とにらめっこしている現実を見れば、それもうなずけます。

それらを「たしなむ」くらいなら良いのですが、「中毒」や「依存症」になってしまうと、「本来やりたいこと」「本来やるべきこと」が霞(かす)んできてしまいます。

現代は「やめたいけど、なかなかやめられない習慣(悪習)」で悩んでいる人は多いと思います。

だからこそ、当社の存在意義もあると考えている今日この頃です。