
当社IK!IK!は、「研修会社ですか?」「コンサルをしているんですか?」と尋ねられることがよくあります。
表面的には「はい」と答えることができますが、内心では複雑な感情があります。
サラリーマン時代、筆者は研修を嫌っていました。
その理由は、研修が理論的で実践につながらず、ただ時間を奪うだけに感じたからです。
また、「コンサル」と名乗る多くの人が、上から目線でアドバイスをするものの、実際の責任は取ってくれない…そんな印象を持ってしまいました。
(もちろん、中には有益な研修もありましたし、真摯なコンサルの方もいました。あくまで「総じて」の印象になります。)
これらの経験から、「研修会社」や「コンサル」というカテゴリーに簡単には自社を当てはめたくないと感じる一方で、それだけでは当社の本質を伝えきれていないとも感じていました。
そんな折、ある顧客から「貴社の取り組みには『血の通った』感じがする」という言葉を頂戴しました。
この言葉を聞いた瞬間、私たちの真髄を表すのにぴったりだと感じました。
感触や泥臭さ、義理人情、思いやり、温かみ…。
これらはすべて、人々が真に動かされる瞬間に関わる要素です。
どんなに洗練された研修を受けたり、優れたコンサルの助言を受けたとしても、それが頭での理解に留まってしまうだけでは成果にはつながりません。
行動を起こすためには、「心が動く」瞬間が必要です。
理論やロジックは人を説得する上で重要ですが、真の納得には「心に響く」ことが不可欠です。
IK!IK!“らしさ”
それは、「血の通った」取り組みを通じて、一人ひとりの心に働きかけ、それが組織全体の成果に繋げていくことにあります。