
年度の節目、2023年度最後のコラムになります。
コロナ渦中の2020年5月に創業して、今月で4期目を終えます。
業績という面でみると、おかげさまで創業以降、右肩上がりで来ています。
特に、今期は過去一番の伸び率でもありました。
あくまで結果論にはなりますが、
活動の拠点を東京に移し、退路を断ったことで、
「危機意識」というか「仕事に対するコミット」が高まったことは、結果に少なからず影響与えていると思います。
ただ、「だから来年はさらに伸びるだろう」とはまったく思っていません。
仕事(特に、独立自営)は、「安定」とは無縁の世界と思っています。
「安心したい」という気持ちは当然筆者にもあります。
ただ、「安心して気を抜くこと」が、仕事における最大のリスクであることも認識しています。
だから、「適度なプレッシャー」を自らにかけ続けることで、パフォーマンスも出せると感じています。
例えるならば、「年俸制」のプロ野球選手にも似ているかもしれません。
結果を出して、大幅に年俸が上がって、大金を手にしたことで「遊び」に走ってしまうことが最大のリスクです。
「最大の敵は己の中にあり」です。
一方で、年俸が上がったとしても、「一寸先は闇」の感覚を持って、健全な危機意識を持って毎日を過ごすことが、安定したパフォーマンスにもつながってくるとも感じます。
安心感が、危機につながり、
危機感が、安心につながる。
逆説的ではありますが、これが道理に思います。
もちろん、危機感だけ煽られて不安だけが増幅し、身動きが取れなくなっては元も子もありません。
居心地の良い空間(コンフォートゾーン)に身を置きたいという心理は、誰しもあります。
しかし、この居心地の良い空間が、「ゆでガエル現象」にもつながりかねません。
ですから、「居心地が良すぎたら危機意識を持つ」くらいがちょうどいいのかもしれません。
現状に甘んじない健全な危機意識が、「挑戦」につながります。
そして、「挑戦し続ける体質」を身に着けることが、結果として「安定」につながると筆者は思います。
ですが、「無謀な挑戦」になれば、命を落としてしまいかねません。
ですから、「ギリギリのところを突いていく感覚」や「見切り・見極め」は大事になってくると思います。
2024年度、当社IK!IK!はさらに挑戦します。
(具体的には次回のコラムでお知らせします。)
それは、業績をさらに向上させるための挑戦ではありません。
それは、「顧客の成果」「顧客のエンゲージメント向上」にコミットする挑戦です。
分かりやすく言えば、
「IK!IK!にお願いすれば、組織のエンゲージメントが高まる」
「IK!IK!にお願いすれば、個人のパフォーマンスが向上する」
という、「名医」にも近しい感覚です。
人と組織がイキイキすること
これを企業パーパス(存在目的)に据え、世の中により必要とされる組織になるよう、これからも挑戦してまいります。