
筆者は生まれも育ちも「町田」ですが、社会人では「新潟」に赴任となり、町田を離れることになりました。
また、筆者が新潟にいるときに実家も「つくば」に引っ越したこともあり、町田がすっかり縁遠くなりました。
幼少期から青春期を過ごした故郷・町田。
戻ってくる度に懐かしい気持ちになります。
このGWは、町田に居を構えている高校の同級生の元へ行きました。
そして、高校卒業以来、母校の校舎に“潜入”してみました。
今からちょうど30年前(1993年)、筆者は高校生活を送っていました。
仲間に誘われて入部したラグビー部では、“ノックオンの栄木”と言われ、
勉強も、クラスでは常に劣等生だった筆者でしたが、
仲間に恵まれ、学校行事も楽しく、学生時代では最も充実していた時期でした。
筆者が卒業してから校舎が改築されたこともあり、跡形もなく変わってしまったのかと思いきや、ところどころ当時の原型をとどめていました。
特に、グラウンドは30年前の当時とまったく変わらず、嬉しい気持ちになりました。
30年前、ラグビージャージを着て練習に励んでいる時の光景が鮮明に浮かび上がってきて、まるで「タイムトリップ」をしたかのような気持ちになりました。
日数に直せば、10957日。
連続して毎日を積み重ねているはずなのに、どこかで途切れたかのような出来事に思えます。
「もし1つだけアドバイスできるとしたら、30年前の自分に、なんて声をかけるかな?」
10957日の足跡を振り返ってみると、
「うまくいかなかったとき」の共通点が見つかりました。
それは、
1.「私利私欲」に走ったとき
2.自分だけの世界に閉じこもっていたとき
3.効率や採算だけを追い求めていたとき
4.安易な道を選んだとき
5.自己保身のために魂を売ったとき(周囲に迎合したとき)
反対に、「うまくいっているとき」のことを思い浮かべると、以下の共通点が見つかりました。
1. 見返りを求めず、分け与えるつもりで事に当たっていたとき
2. 「ゴミ拾い」や「お年寄りに席を譲る」など、日常の小さなことを大事にできているとき
3. 今日一日、「自分との約束」をきちんと果たしているとき
4. 何かに挑戦できているとき
5. 常識ではなく、自分の心の声(WILL)に従って行動しているとき
このように振り返ってみると、おのずとかける声が浮かび上がってきます。
それは、
「内なる誘惑に負けず、内なる声(WILL)に従って、一日一日を挑戦しよう」
というアドバイスです。
思い返すと、30年前、当時の筆者の部屋には「克己」という自筆の貼り紙をしてありました。
(よっぽど、ふがいない自分がいたのでしょう…)
この考えは今も変わりません。
そう考えると、現在 → 30年前の自分へのメッセージは、
30年前 → 現在の自分へのメッセージとも重なります。
さらには、現在 → 30年後の未来の自分へのメッセージにもつながっていきます。
何かと誘惑の多い現代ですが、
「人生のかじ取りは、誰でもない、『自分自身』である」ことを肝に銘じて、
次の30年間を歩んでいきたいと思った、今回の出来事でした。