栄木の”ひとり言”

【第98号】夜と霧

「アウシュビッツ強制収容所」

読者のみなさんなら、ここで何が起こったかご存知と思います。

もしみなさんが強制収容所に送りこまれ、
時間的な自由、肉体的自由を一切奪われ、
暴力や罵詈雑言を絶えず浴びる、非人間的な扱いを受け、
いつガス室に送られるかもわからず、いつ解放されるかわからない日々を送るとしたら、
どうなることが想像できますか?

著者のヴィクトール・E・フランクルは、強制収容所生活から生還した数少ない一人です。

「夜と霧」
https://www.amazon.co.jp/dp/4622039702

この本は、強制収容所の悲惨さを描くことを目的とした本ではありません。

著者の原体験を通じて、「人間の本質」を説いた本です。

私が本書を読んで考えさせられたフレーズを、以下順序立ててご紹介します。

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この差は一体何なんでしょう?
私が最も関心を持った場面でした。
現代社会に置き換えるなら、
自分を見失いがちな人と、そうでない人、
安楽な方向に流される人と、そうでない人、
自己中心的な人と、そうでない人がいますが、
その差は一体どこから来るのか?…ということにも置き換えられます。

では、続きを見てみましょう。

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いかがでしょうか。
抽象的な表現もあり分かりにくかったかもしれません。
ただ、今回は余計な解説を加えるよりも、ただ本文を味わっていただくのが良いと思いました。

そのほかにもここでは書き尽くせないくらいの「気づき」を与えてくれたのが本書です。
ご興味のある方は、ぜひ手に取ってみていただければ幸いです。