人と組織の”葛藤”物語

自分のペースで、プールの中

体脂肪率が気になってきた今日このごろ。健康のために、パートナーと一緒にプールに通い始めました。

水泳が好きなパートナーに誘われて、定期的に行くようになったのですが、私は運動神経にはまったく自信がありません。
そんな私がプールに立っても、案の定全く泳げず、まずビート板を持つことになりました。
いい大人が、ビート板を抱えてひたすらバタ足しています。

最初はバタ足をしても、ゆっくりとしか進めませんでした。
途中で疲れて足をついてしまうこともしょっちゅうで、颯爽と泳ぐパートナーを横目に、ばしゃばしゃと足を動かす。
こんなにも全くうまくいかない、という感覚が久しぶりで、なんだか新鮮でした。

でも不思議なことに、楽しいのです。

そしてある日、プールの端まで足をつかずに行けました。
バタ足の最中にふと横を見ると、景色がちゃんと流れるように動いている。
たったそれだけのことなのに、新しい発見をしたかのように、じわじわと嬉しくなりました。
今はビート板を持ってバタ足をしながら顔を水につけたり上げたりして、呼吸のリズムを練習中です。
もう少ししたら手の動きも練習して、クロールに挑戦したいと思っています。

ふと周りを見渡すと、華麗に泳ぐ人、練習中の人、水中ウォーキングをしている人。
年齢も目的もばらばらで、でもそこに優劣はない。
みんな、自分のペースでプールの中にいる。
そういう場所が、なんだか心地いいなと思いました。

誰かより速く泳げるようになりたいわけではないし、誰かと比べて焦る必要もない。
前回よりちょっと上手くなれてたら、ラッキーくらいの気持ちでいる。
そう思うと、できないことがそんなに怖くなくなりました。

できないことは、できないと素直に認めて、それごと楽しんでしまえばいい。
もしくは、その上でどうするかを試行錯誤する。
そういう時間が、案外好きです。

ビート板、まだしばらくお世話になりそうです。