■“平成レトロ”ブームに見る「原点」
最近、「平成レトロ」「昭和リバイバル」が若い世代に人気です。
ルーズソックスやプリクラ、ギャルメイクまでが「新しい!」と再び注目され、純喫茶や昔の街並みも再評価されています。実は私も「写ルンです」が懐かしいなぁと思ってしまう世代です。年齢ばれますね(笑
これって「懐かしいから」だけじゃないんですよね。
今を楽しむために、過去からエッセンスを引き出している。
まさに「原点思考」のあり方と重なります。
■「原点思考」ってどんな資質?
一言でいうと、「過去から未来の道筋を描く人」。
過去の出来事や背景を知ることで、今の意味を深く理解できる
歴史や経験の中に、未来を良くするヒントを見つけられる
「昔はこうだった」ではなく、「そこから何を活かせるか」に目を向ける
原点思考の人は、時代をつなぐ翻訳者のような存在なんです。
■強みと盲点
強み
- 流行や出来事の“背景”を語れるから、説得力がある
- 成功や失敗のパターンを整理して、次に活かせる
- チームに「なぜこれをやるのか」を伝えられる
盲点
- 過去の事例を大事にしすぎて、挑戦をためらうことも
- 「前例がないと不安」と思われやすい
■平成レトロから学ぶ、原点思考の活かし方
懐古ではなく翻訳
過去を“そのまま再現”するのではなく、今に合う形でアレンジする。
背景を語る
「なぜ流行ってるのか?」を過去の文脈から説明できると、納得感が生まれる。
未来につなげる
「この成功/失敗の歴史から、次はどうするか」を考える。
■イキイキ社での原点思考
私たちの活動も同じです。
過去にやってきた研修や企画をただ繰り返すのではなく、
「なぜうまくいったのか」「何が背景にあったのか」を紐解き、
次のプログラムに生かしています。
平成レトロが“今を面白くする”ように、
原点思考も“未来を強くする”ためにこそ過去を見ます。
■おわりに
原点思考は、過去に縛られるのではなく、「過去を未来に活かすためのヒントを探す力」です。
トレンドは移り変わりますが、
その背景や文脈を読み解く力がある人は、
どんな時代でも説得力をもって人を導ける。
「強みを知れば、自分のキャリアはもっと面白くなる。」
