筆者は、”5年日記”をつけています。
今年はちょうど5年目になり、文字もびっしり埋まってきました。
毎日、その日一日の納得度を、「◎・〇・△・✕」で記録しています。
◎は、達成感や充実感のある一日。
✕は、不甲斐なさMAXの一日。
ある日、日記を見返していて、気づいたことがありました。
◎が、1週間続いたことがない。
続いても、せいぜい3日。
さらに、もっとリアルな発見がありました。
◎の翌日は、△が意外に多い。
これは、なかなか痛い発見でした。
調子が悪い日が続いているから、△になるのではありません。
むしろ、前日に「今日はよくやった」と思えた翌日に、崩れています。
正直に言えば、筆者自身、”現代病”とも言えるドーパミン脳になっていることに気づきました。
1つの資料作成が完了する。
終日の研修を無事終える。
善い行いをする。
すると、すぐに自分の中で声がします。
「ちょっと休むか」
「今日はよくやった」
「少しくらいいいだろう」
そして、YouTubeをダラダラ見る、
お酒を飲む、少し夜更かしする。
その“少し”が重なり、翌朝の体が重くなる。
頭の立ち上がりも悪くなる。
結果として、その日は△になる。
つまり、△は突然やってくるのではありません。
前日の◎のあとに、自分で少しずつ△の種をまいてたのです。
これは、仕事やスポーツにも置き換えられます。
大きな商談が決まった。
試合で結果が出た。
念願の目標を達成した。
その瞬間は、嬉しい。
喜んでいい。
祝っていい。
でも、そのあとが難しい。
大きな目標を達成した後、どうも身が入らなくなる。
一度結果が出た後、準備や練習が少し雑になる。
「もう大丈夫」という油断が、どこかに出てくる。
人の脳は、達成感や報酬に反応します。
「うまくいった」「気持ちよかった」という経験を覚えると、またその刺激を求めやすくなると言われています。
しかも今は、その刺激がすぐ手に入ります。
自分の嗜好に合ったコンテンツが続々流れてくる。
ネット見れば欲しいものがすぐ手に入る。
食べたいものは、宅配で苦労せず手に入る。
つまり、今の私たちは、
「頑張った」から「ご褒美」までの距離が、ものすごく短い時代に生きています。
だからこそ、短距離は走れても、長距離が苦手になる。
一瞬は頑張れる。
でも、淡々と続けられない。
仕事でもスポーツでも、人生でも、
差がつくのは達成した瞬間ではないのかもしれません。
「達成した」と思った、その後です。
すぐご褒美に手を出すのではなく、
次の短距離走のスタートラインに立つ。
達成感は、悪者ではありません。
ただ、達成感に座り込むと崩れやすいのが現代です。
達成感をご褒美の合図にするのではなく、
次を整える合図にする。
筆者もまだまだです。
本当に強い人は、達成した瞬間に強い人ではありません。
達成した翌日も、自分を整えられる人と思います。
そんな脳と体に、少しずつ仕上げていきたいと思う今日この頃です。