私たちは、スマホのバッテリーは、よく気にします。
残り50%に切ると少し不安になる。
充電器を探す。
外出前には「充電、大丈夫かな」と確認する。
でも、自分自身のバッテリーについては、私たちは意外と無頓着だったりします。
実は、私たちのバッテリーも有限です。
集中力も、判断力も、感情を整える力も、無限ではありません。
朝は前向きに考えられたことが、夕方になると妙に重たく感じる。
何気ない一言に、必要以上に反応してしまう。
やるべきことは分かっているのに、どうしても手が動かない。
それは、自分がダメだからではなく、単にバッテリーが減っているだけかもしれません。
では、何をすると自分のバッテリーは減るのか。
逆に、何をすると回復するのか。
これは、人によって違います。
人と会いすぎると消耗する人もいれば、誰とも話さないと元気がなくなる人もいる。
情報に触れすぎると疲れる人もいれば、身体を動かさないことで調子が落ちる人もいる。
睡眠不足に弱い人もいれば、予定を詰め込みすぎることで心が荒れていく人もいる。
大事なのは、一般論としての正解を探すことではありません。
自分の場合は、何で消耗するのか。
自分の場合は、何で回復するのか。
それを知っておくことです。
筆者の場合、最近あらためて大きいと感じているのは、情報との距離です。
ネット、SNS、YouTube。
少し気分転換のつもりで触れたものが、気づけば情報の内容に感情が乱高下している。
自分の嗜好に合った情報ばかり流れてくるので、区切りをつけられなくなる。
次から次へと情報処理をすることで、気がつけば脳疲労を起こしている。
だから、意図的に情報を遮断する。
朝すぐに余計な情報を入れない。
散歩では、ただ歩く。
そうすると、自分バッテリーが少しずつ回復していく感覚があります。
ただし、これはあくまで筆者の例です。
人によっては、音楽かもしれない。
人との対話かもしれない。
睡眠かもしれない。
運動かもしれない。
自然に触れることかもしれない。
何もしない時間かもしれない。
いずれにしても、”自分バッテリー”を知っている人は、少し生きやすくなります。
無理に頑張り続けるのではなく、
「あ、今ちょっと減っているな」と気づける。
「今日はこれを入れておこう」と回復の行動を選べる。
「この予定の入れ方だと、たぶん消耗するな」と事前に調整できる。
スマホのバッテリーが減ったら、私たちは当たり前のように充電します。
だったら、自分にも同じことをしていい。
今日の自分は、何で消耗しているのか。
何をすれば、少し回復するのか。
それを知り、日々の中に少しずつ取り入れていくこと。
それが、よりよく生きるための、地味だけれど大切な技術なのだと思います。