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IK!IK!通信

更新日 2022.04.18

【第69号】佐々木”労基”

昨日(4/17)の千葉ロッテマリーンズvs北海道日本ハムファイターズは、記憶に残る名勝負でした。

やはり主役は佐々木朗希投手。

佐々木”労基”

とでも言いたくなるような、
投球数を遵守した労働基準法(労基)?に則ったピッチングでした。
(バッターからしたら”スピード違反”の投球だったことでしょう…)

ファンの期待を背負いつつも、
「労働基準監督署」のロッテ首脳陣が規制をかけました。

前回の完全試合に続いての、
まさかのパーフェクトピッチング。
8回での降板の判断は、ファンや評論家から賛否が分かれました。

ただ、今回の降板は、首脳陣の一方的なジャッジではなく、
佐々木投手本人との相談をしてのことだったことと察します。

新たな歴史を刻みたいのであれば、
本人は無理をしてでも「続投」を志願したと思います。
ファンの心理を考えれば首脳陣の想いも同じ。
苦渋の決断だったはずです。

今回の試合は、大船渡高校時代の夏の甲子園県大会決勝と重なりました。
強豪校に進学せず、あえて「地元の学校での甲子園」
しかし、高3の決勝で監督と相談の上で登板回避。
結果、決勝で敗北…。

歴史は変わりませんが、
もし、佐々木投手が決勝で投げて、甲子園に出ていたら…

今回の試合に関しては、「9回3人くらいいけるでしょ」という考え方もあると思います。
昔のプロ野球のピッチャーは完投、中4日は当たり前でした。

「根性がない!」と「喝」を入れられそうですが、
160km台を1試合にバンバン放っていたらそうは体が持ちません。
変化球の球種も比べ物になりません。
1球にかかる負荷はやはり違うものです。
ギリギリの判断だったと思います。

そんな中、佐々木投手の凄いところは、
「自分を分かっている」ところにあると筆者は思います。

自分の体のことを、本人が一番分かっていると思います。
いや、自分の体と向き合っている本人にしか分からないのだと思います。

甲子園に行きたい。
2試合連続完全試合をやりたい。

でも、これ以上投げたら…

そんな逡巡(しゅんじゅん)が本人の中にはあったと思います。

「その殻を破ってこそ、次のステージに行ける」という考えも分かります。

筆者のエピソードを持ち出すのもおこがましいのですが、
新入社員の頃、先輩社員から無理を強いられては「さすがにちょっと無理です」と断っていました。
すると「栄木は根性がない」「これでは営業はやっていけない」と言われましたが、
「そう言われるのは分かっています。でも本当にこれ以上は無理なんです!」と心の中で思っていました。
認められたいがために無理を通り越していたら、体も心も壊していたかもしれません。

自分と他人は、性格も体質も気質もすべてが違います。
だから、自分の体や心の声に従うことが大切です。

時に無理はしても、
無理はしすぎない。

時に無茶をしても、
無茶苦茶なことはしない。

「労基」に則りながら、ギリギリの線を追い求めるからこそ、
成長しつつ、持続的に息長く活躍し続けるのだと筆者は思います。

追伸:
日本ハムファイターズを応援している筆者としては、
今回の勝利は、振り返った時「あの勝利があったから」と言えるような勝利だったと思います。

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